広告効果賞2017

広告効果賞とは
野村総合研究所インサイトシグナルのシングルソースデータによる広告効果測定から、プロモーションにより、生活者の商品・サービスの利用・購入意向をはじめとするプロモーションKPIに効果のあった優れた事例に対して表彰を行います。
本賞はプロモーションを行う本来の目的である「ビジネスへの効果」を念頭に、KPIに対し高い効果のあった優れた事例を表彰することで成功例として記録に残し、業界の発展に資するものです。効果を高めるためにはどうすれば良いか、企業にとって広告・マーケティング戦略のご参考となることを期待します。

「広告効果賞2017」各賞受賞作品(順不順・敬称略)

GOLD PRIZE

金賞

エスビー食品株式会社 / 濃いシチュー
選定理由

西島秀俊さんの起用によりCM認知と好感度を上昇させ、クリエイティブのベースラインを確保した。さらに“具体的な製品特徴の伝達が重要”という過去の調査結果を活かし、メッセージ訴求したことが成功に繋がった。また、他のシチューブランドとは異なるイメージ路線を展開したことも差別化による成功の要因となった。

株式会社ロッテ / 爽
選定理由

イメージが動きにくい定番品でありながら、広瀬すずさんが商品を美味しそうに食べるシーンをシンプルに描くことで、情緒的イメージを向上させ、テレビCM接触者の購入意向を拡大。また意向だけでなく、実購入にも大きな影響を与えた。

SILVER PRIZE

銀賞

アイロボットジャパン合同会社 / ルンバ
選定理由

メディアだけでは簡単に上昇しにくい“家電ジャンル”において、テレビ、交通、Webのクロスメディア展開で、意向を上昇させた好例。

株式会社資生堂 / MAQuillAGE
選定理由

CM出稿量は多くないものの、狙ったキーメッセージが伝わると購入意向が大きく上昇。中でも20-30代での効果が高く、今後の示唆に繋がる。

大正製薬株式会社 / パブロンメディカル
選定理由

ブランドスイッチにおいて、タレントばかりが目立ちすぎることなく、3つの症状別処方という商品特徴がよく伝わることで、意向創出に成功した。

東洋水産株式会社 / MARUCHAN QTTA
選定理由

新商品が多いカップ麺の中で「麺の美味しさ」に加え、「若者向け」訴求が伝わり、20代で効果高い。松本人志さん起用により垂直立ち上げに成功。

養命酒製造株式会社 / 薬用養命酒
選定理由

新しく藤井夫妻を起用したCMで過去最高の認知率と好意度を獲得。ブランドの若返りと新規ユーザーの獲得に成功。他メディアとの連動でも効果。

SPECIAL PRIZE

特別賞

パーソルホールディングス株式会社 / PERSOL
選定理由

従前の認知率が高い“テンプスタッフ”からのリブランディング(名称変更)にあたり、テレビ、交通、デジタルを幅広く利用し、一気に企業名認知を知らしめることができた。また、実際の製品がない“サービス業”という難しいカテゴリにも関わらず、話題性を上げることで認知拡大に繋げた好例。

森永乳業株式会社 / メアリと魔女の花タイアップCM
選定理由

広告効果の創出が比較的難しい「タイアップ広告」の中で、非常にうまく機能したプロモーション。映画のターゲットと商品の方向性がマッチするなか、単なる協賛告知だけでなく、自社商品をメアリに食べてもらうという独自のクリエイティブを用意したことが、生活者に好意的に受け入れられ、意向の創出に繋がった。