Marketing Analysis Contest
マーケティング分析コンテスト
2025
審査結果・レポート公開中
2025年審査会レポート
マーケティング分析コンテスト2025 詳報
「マーケティング分析コンテスト2025」は生活者について様々な切り口で分析が可能なシングルソースデータを分析用に提供し、「実務に活かすマーケティング分析」をテーマに企業の広告やマーケティング活動による消費者の行動や態度の変容を分析し、マーケティングの実務に応用可能な研究成果を募集した。その最終審査会が2025年12月12日に開催された。19度目の開催となった今回は、126件のレポートが集まり、予備審査を通過した優秀な作品に対する激論の審査会となった。
第19回目を迎えた今回も例年どおりニュースリリースを中心とし、コンテストへの参加を募った。レポート提出は126件となり、引き続き数多くのご応募をいただくことができた。企業が単独で行う広告・マーケティング領域でのコンテストとしては、国内最大級であるといえよう。
昨年から引き続きChatGPTなどの生成AIを活用してデータ分析を進めている論文が増えており、生成AIの活用方法も多岐にわたっており、利用者の力量が現れる印象を受けた。本年度のコンテストでは、「実務に活かすマーケティング分析」をテーマに掲げており、分析手法だけでなく、分析結果から得られる示唆がマーケティングの実務にどのような応用可能性があるかも、評価のポイントとなった、との声も挙がった。
今年は5人の審査員による予備審査が行われ、最終審査作品を選定した。最終審査会では1作品ずつ丁寧に議論がなされ、「仮説構築や着眼点がユニーク」「分析結果が実務に活かせる」「分析手法のフローと論文の完成度が高い」「生成AIを効果的に活用している」などの観点から、多面的に議論した上で、各賞を決定しました。最終的に今回は優秀賞2作品、佳作2作品の計4作品を選定しました。
「マーケティング分析コンテスト2025」各賞受賞作品(敬称略)
First Prize
優秀賞
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「嗜好品業界へTVCM戦略の提案~消費者のブランド選択プロセスと広告効果階層モデルの観点から~」
福岡女子大学 国際文理学部 木庭 琴美、浅野 歩未
審査員コメント
「先行研究や提供データ以外のデータも参照しており、ステップが丁寧である。追加分析も適切に設計ができており評価できる」
「消費者の意思決定プロセスの理論に従って分析を行っているのが評価できる。各プロセスにおいてブランドごとにTVCMの効果が違うという結果も納得感がある」
「非知名→知名→考慮→選択という各プロセスへの広告効果を検証する着眼点が興味深い」
受賞作品ダウンロード 優秀賞
First Prize
優秀賞
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「TVCMの視聴印象と表現要素を同時最適化するベイジアンネットワークモデルの提案」
明治学院大学 心理学部 小原克揮、大谷昂生、澤村音穏、菊地凛華、大塚光、三橋怜史
箕輪碧斗、久保田美琴、清水絢香、田中紗葵、吉川日菜
審査員コメント
「納得できる分析方法であり、それを基にCM改善のシミュレーションも実施している。興味深く有益な研究だと評価できる」
「論文としての完成度が高い。分析の下処理・条件の整備などが丁寧に行われている。示唆が実用的で、シミュレーションも次の打ち手につなげやすい」
「分析過程のロジックが精緻で、高度な分析手法を駆使しながらも、随所に非常に細やかな配慮がされていた。広告効果に関する限られた提供データと、労力をかけて作成した特徴量データをよく活かせていた」
受賞作品ダウンロード 優秀賞
Second Prize
佳作
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「環境保護を啓発する番組の視聴がEV/HEV購買意欲に与える影響の定量分析」
名古屋大学 経済学部 吉野達哉
審査員コメント
「問題意識と仮説設定のセンスが良く、分析もシンプルながら説得力のある設計となっている。EVとHVの効果の違いも納得性が高い」
「分析自体はシンプルであるが、着眼点がユニークであり、結果も明確でわかりやすい論文となっている」
「番組をみたからEV/HEVの購買意向が上がっているのではなく、環境問題に関心を持った人が番組をみて、かつ購買意欲もあがっている可能性があるので因果関係の検証は必要だが、着眼点は評価できる」
受賞作品ダウンロード 佳作
Second Prize
佳作
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「生成AIによるTVCMの出稿戦略」
長崎大学 情報データ科学部 浦川叶夢
審査員コメント
「本コンテストのデータの特徴を理解し、AIを用いながら上手く分析できている。AIが広告のキャッチフレーズとの相性の良さに目を付けた点も素晴らしい」
「生成AIのデータ分析への活用方法の方向性の一つを示していると考えられ、興味深い」
「特定商品の出稿計画の最適化を行うまでのロジックは合理的で納得性が高い。生成AIによる文章化の精度に依存する点と、クラスタ導出や文章化のチェックなどの人による手間をどれだけ簡略化できるかが、今後の実現に向けての課題になるだろう」
受賞作品ダウンロード 佳作
最終候補作品
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「AI PackageDesigner ―シングルソースデータに基づくパッケージ提案システム」
長崎大学大学院 総合生産科学研究科 奥 創平
長崎大学 情報データ科学部 浦川 叶夢 -
「消費価値観に基づく携帯キャリア業界における広告効果の分類」
同志社大学 文化情報学部 玉井 貴大、濱中 祐人
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「アウトバウンド需要の拡大に向けた要因変数の特定とターゲット戦略」
専修大学 人間科学部 野中 遼太郎、有宗 和紀、上村 大地、中 俊貴、中島 愛、堀野 凌矢、山口 輝陽人
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「処置効果の高い消費者グループの推定~TVCM接触による態度変容の異質性分析~」」
上智大学 応用データサイエンス学位プログラム 阿部 悠人
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「ブランド同士の相性探索によるリテールメディア運用の拡大とその広告効果の検証」
青山学院大学 経営学部 森田 瑛夕、五十里 麻子、NGUYEN QUOC VIET
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「感情は購買を支配するのか?」
中京大学 総合政策学部 小川 莉瑚、服部 真歩、亀谷 俊太郎、四藤 羽乃、奥村 香水、樽見 優宏
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「PayPay利用者促進への施策提案」
長崎大学大学院 総合生産科学研究科 田畑 智也、橋口 侑也、高柳 丈太郎、福田 唯人
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「飲料ブランドにおける媒体別の広告効果の比較分析」
京都女子大学 データサイエンス学部 土田 潤、菅沼 小虹、月本 陽菜歩、服部 七帆
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「テレビにおけるドラマ風CMの広告効果分析」
広島大学 経済学部 橋本 有美、松尾 結花、岡田 歩
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「CMの視聴が購入意向に与える因果効果の推定」
早稲田大学 政治経済学部 重見 清香、永田 悠太、林 奏、矢野 元喜、谷 潤也、上澤 晴世
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「求人サイトCMの出稿傾向と視聴者実態のギャップからみる最適戦略の提言」
京都女子大学 データサイエンス学部 土田 潤、今枝 由妃菜、加古 あやり、川合 涼帆、山口 星伽