広告認知が取れない時代に
いまだに広告認知の主体はテレビCMであり、デジタル広告の認知率は低い
実事例ベースでの広告認知率と最近見た広告から印象に残った広告の純粋想起結果を媒体別に見ると、どちらもテレビCMは15%と他のメディアに比べて突出して高い。一報、デジタル広告は5%前後と低い水準。出稿量の差はあれど、大きな差がある

テレビCMの認知率は下降傾向にあり、2024年度に過去最低水準
テレビCMを10回だけ視聴した人の広告認知率について、年別の推移をみると、右肩下がりに推移していることがわかる。コロナで一時上昇したものの、2024年度で過去最低を記録。やはりテレビ中心のメディアプランを継続するのはリスクが高い。

デジタル広告は、カウントダウンの秒数を数えているなど、実際にはほぼ見られていない
動画広告の視聴態度を見ると、「カウントダウンまでの秒数を見ている」「なんとなく画面を見ているが、広告の内容までは見ていない」回答が大半。「じっくり広告を見る」回答者は6%程度とほぼいない。スキップ可能か強制視聴かでは差が見られない。
広告認知が獲得できない現在、どのように生活者に広告を見てもらうか。クリエイティブとメディアプランイングの両面から検討する必要がある。
